Z世代の孫と心がつながる新トレンド:日常記録「setlog」と昭和レトロ小物アレンジ
SNS映え疲れから飾らない日常記録アプリ「setlog」や昭和レトロな小物アレンジを好む若者が急増中。祖父母のタンスに眠る小物を活かした会話術を紹介します。
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「お孫さんと何を話せばいいのか分からない」「流行の話題についていけない」と感じることはありませんか。実は今、10代から20代を中心とするZ世代の間で、過剰に華やかなSNS投稿から離れ、気負わない日常の記録や昭和レトロな小物を楽しむ文化が大きな注目を集めています。
渋谷トレンドリサーチ(アイ・エヌ・ジー 2026年秋特大号)やLINEリサーチの定点調査(2026年9月期)によると、高校生や大学生の間で、何気ない感情や出来事を静かにメモする日常記録アプリ「setlog」が物事部門の上位にランクインしています。背伸びをした消費ではなく、等身大の暮らしや懐かしい温もりを愛でる若者たちの価値観を知ることで、お孫さんとの会話がぐっと自然に弾むようになります。
映え疲れから「飾らない日常」へ:若者の価値観の変化
これまで若者のSNSといえば、華やかな観光地や豪華なカフェの様子を投稿し、「いいね」の数を競い合うスタイルが主流でした。しかし現在、そうした過剰なアピールに疲労感を覚える若者が増えています。
その反動として支持を広げているのが、誰かに見せるためではなく、自分のために一日を振り返る記録アプリ「setlog」です。特別な成果ではなく、「今日何を食べたか」「どんな空だったか」といった小さな出来事や感情を素朴に書き留める使い方が好まれています。刺激的な動画や情報に常に晒される生活から一歩身を引き、静かな時間を大切にする心地よさが求められています。
定番バッグを自分色に染める「昭和レトロ・リメイク」の流行
持ち物の選び方にも、大きな変化が見られます。高価なハイブランド品を無理して追いかけるのではなく、シンプルな定番バッグに昔ながらの柄のスカーフを巻いたり、カプセルトイの「めじるしチャーム」を複数付けたりして楽しむ「昭和レトロ・リメイク」がブームとなっています。
祖父母世代にとっては「懐かしい昔のデザイン」であっても、現代の若者にとっては量産品にはない温かみや個性を持った新鮮な「一点モノ」として映っています。手頃なアイテムに年代物の小物を組み合わせる工夫そのものが、自分らしさを表現する手段になっています。
| 若者のトレンド分野 | 以前の傾向 | 現在の新しい傾向 |
|---|---|---|
| 日常の記録・SNS | 他人に見せる「映え」や成果のアピール | 自分のための素朴な記録(setlogなど) |
| ファッション・小物 | ハイブランドの新品志向 | 昭和レトロなスカーフやチャームでのアレンジ |
| 消費へのスタンス | 流行を追いかける過剰な消費 | 等身大で持続可能なアイテムの活用 |
欧米でも広がる「デインフルエンシング」と静かな暮らし
こうした飾らない暮らしを重んじる動きは、日本国内にとどまりません。欧米の若者の間でも、派手な消費を煽るインフルエンサーに背を向ける「デインフルエンシング(De-influencing)」や、等身大の暮らしを慈しむ「クワイエット・ライフログ」が主流となりつつあります。
祖父母から譲り受けた古いコートやアクセサリーを手入れしながら大切に使い続けるライフスタイルは、環境にも優しく持続可能でお洒落な選択肢として捉えられています。国を越えて、世代を超えた「モノを大切にする心」が見直されています。
タンスに眠る小物をきっかけに:お孫さんとのコミュニケーション術
この最新トレンドは、シニア世代にとってお孫さんとの距離を縮める絶好のきっかけになります。家庭で無理なく実践できる具体的な会話のアプローチをご紹介します。
1. 昔のスカーフやブローチを譲ってみる
ご自宅のタンスや引き出しに眠っているヴィンテージのスカーフ、ブローチ、昔の文房具などを取り出し、「これ、昔使っていたものだけれど、バッグに付けてみる?」と見せてみてください。若者にとって、昭和の幾何学模様や落ち着いた色合いのスカーフは魅力的なアレンジ素材になります。「どんな風に合わせたら可愛いかな?」とアドバイスを求めてみるのもおすすめです。
2. 「成果」ではなく「ささやかな日常」を聞く
学校の成績や進路といった改まった話題ばかりだと、お孫さんも緊張してしまいます。日常記録アプリが流行している今の若者には、「今日のお昼は何が美味しかった?」「最近どんな音楽を聴いているの?」といった、他愛のない質問を投げかけてみてください。ささやかな日常を肯定的に受け止めて耳を傾ける姿勢が、深い信頼関係を築く土台となります。
お孫さんを迎える際のチェックリスト
- ☐ タンスの中に眠っている昔のスカーフやアクセサリー、ブローチがないか確認する
- ☐ 流行しているバッグのアレンジ(チャーム付けやスカーフ巻き)について話題を振ってみる
- ☐ 持ち物を無理に押し付けず、「気に入ったら自由に使ってね」と声をかける
- ☐ 進路や成績などの堅い話ではなく、日々の食事や散歩の景色など気軽な日常を聞く
- ☐ お孫さんの話に対して評価を下さず、まずは共感して相づちを打つ
この記事の内容は、渋谷トレンドリサーチ(アイ・エヌ・ジー 2026年秋特大号)、LINEリサーチ(2026年9月期調査)、および日経新聞夕刊ライフ(2026年11月2日報道)に基づいています。最新の流行動向は各調査機関の公式発表をご確認ください。
参考資料
- 渋谷トレンドリサーチ(アイ・エヌ・ジー)「2026年秋特大号トレンド調査」 https://shibuya-trendresearch.jp/
- LINEリサーチ「若年層の流行に関する定点調査(2026年9月期)」 https://lineresearch-platform.blog.jp/
- 日本経済新聞「夕刊ライフ:若者の飾らない日常記録とレトロアレンジ(2026年11月2日付)」 https://www.nikkei.com/
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